不器用人のための、幸せの方程式

大切なのは成長したいと思えること。不器用人が生きづらさと奮闘し、家族を幸せにしていくプロセスを綴ります。

三日坊主の原因は、それが不自然な方法だから

私は決めた事を継続させていくのが苦手な人間です。

思い立った時は、大きな情熱を持って立ち向かうのですが、

いつのまにか面倒になったり、忘れていってしまったりします。

正直、このブログも継続していけるのか不安だったりしています。

 

良いアイデアを形にしても、継続できなければ意味がないんですよね。

貯金やダイエット、トレーニングなどこれまでの失敗を上げればキリがありません。

 

さて、そんな三日坊主も家族関係に甚大な影響を及ぼす可能性があります。

家族関係にはたくさんの問題が起きますが、

そのたびに対応策や解決案を考え実行していくと思います。

時には「毎日必ず〇〇する事」なんて約束をする事もあるでしょう。

 

これが継続できずに、約束を破る事になってしまったらどうでしょう。

今度は『約束を守れなかった事』が問題になってしまいます。

しかも、約束を守れなかった事で相手からの信頼も失ってしまいます。

 

自分のための行動だったら後悔だけで済むんですけどね。

相手がいる事柄では、こうして問題に発展する可能性があるのです。

 

今回は、そんな三日坊主になってしまう原因と、

どうしたら継続させられる人間になれるのかを考えていきたいと思います。

 

 

目次

1.三日坊主とは
 1-1.三日坊主とは
 1-2.継続できない事ってどんな事?
 1-3.継続できる人との違いを分析

2.継続できないのは、それが不自然な方法だから?
 2-1.継続するのが苦手なのは、思い込みに過ぎない
 2-2.継続できないのは、行動ではなく心の方
 2-3.人は無意識に『やめる理由』を探してしまう
 2-4.本能に逆らう行動は続きにくい

3.三日坊主を克服するのは意外と簡単
 3-1.始める時こそ、心穏やかに
 3-2.成功イメージばかり考えない事
 3-3.『気持ちイイ』を取り入れると続きやすい
 3-4.本能と相談の上、ルール設定をする

4.まとめ

 

1.三日坊主とは

1-1.三日坊主とは

三日坊主とは何でしょう、ググります。

『あきっぽくて、長続きがしないこと。そういう人。』

読んで字のごとく、3日しか続かない様を表した言葉ですね。

 

 

1-2.継続できない事ってどんな事?

誰でも三日坊主の経験はあると思います。

例えば、それはどんな事でしょうか。

  • ダイエットや筋トレなど、理想の体型になるための行動
  • 貯金や節制など、欲しい物を買うための行動
  • 読書や勉強など、スキルアップのための行動
  • 洗い物やゴミ出しなど、妻を助けるための行動

他にもいろいろとあると思いますが、

どれも、良い変化を求めて始める『特別な事』のように思います。

 

どうやらこの『特別な事』に三日坊主を生み出す原因がありそうです。

 

 

1-3.継続できる人との違いを考えてみる

さて、何事も継続するのが苦手な私ですが、

妻は全くの反対で、コツコツと継続していくのが得意な人間なんです。

どういった違いが三日坊主を生み出すのかを考えてみました。

 

①新しいものに対する行動の違い

例えば、新しいシャンプーを買ったとします。

私は早く試してみたくて、今までの残りがあったとしても1回は新しい物を使用します。

妻はどんな時でも、今までの残りを使い切るまでは新しい物を使用しません。

 

②始める時の慎重さの違い

例えば、初挑戦の料理をレシピを見ながら作るとします。

私はレシピの食材と分量を『大体』で覚えて、大雑把に料理します。

妻はレシピの通りの分量を量り、きっちり料理します。

 

比べるほど自分のダメさを痛感するので、こんなところで。

上記の様な違いが、継続できない原因に結び付きそうです。

 

 

2.継続できないのは、それが不自然な方法だから?

2-1.継続するのが苦手なのは、思い込みに過ぎない

よく考えてみると、人間の行動とは継続的なもので満たされています。

 

朝起きる、夜寝る、ご飯を食べる、呼吸をする。

通勤に電車を使う、電車に乗るために階段を登る、手足を動かし歩く・・・。

上げればキリがないほど、ほとんどの行動は繰り返しているものだと思います。

 

要するに、人間は誰でも習慣化を行えれば継続が出来る生物なのです。

 

 

2-2.継続できないのは、行動ではなく心の方

例えば、ダイエットをしようと心掛けたとします。

この時、継続ができないのは行動ではなく心掛けの方だと思うのです。

 

行動に移すくらいなので、最初は大きな情熱を持って始める事でしょう。

『たるんだおなかをひっこめたい』『スマートになって美しくなりたい』

『新しいダイエット法がすごいらしい』

『やるべき理由』を探し、理想の自分をイメージして『絶対続けるんだ』と決意します。

 

しかし、人間の情熱はあっという間に冷めてしまうもの。

現実と描いたイメージとのギャップが、それに拍車をかけます。

情熱を失ったまま、行動を継続する事は、ただただ苦しい事になってしまいます。

 

最初の情熱が強ければ強いほど、この苦しさは大きくなるものだと思います。

 

2-3.人は無意識に『やめる理由』を探してしまう

このような状態になると、人間は今度は『やめる理由』を探してしまいます。

『継続しても効果ないんじゃないか』『自分には合わなかったんじゃないか』

『他の事に時間を使た方が有意義なのではないか』

 

始めた時は『やるべき理由』を情熱的に思い描いていたはずです。

最後は『やめても良い理由』を探してしまうのです。

自分を納得させるのに、人間は『理由』を作りたがるのでしょうね。

 

継続しなくても良いという大義名分が出来たところで、三日坊主が誕生します。

 

 

2-4.本能に逆らう行動は続きにくい

人間にはもちろん、本能があります。

ダイエットとは、そもそも本能に抗う行為のため自然な行動ではありません。

 

本能は『空腹を満たしたい』と働きますし、

疲れていれば『横になりたい』と働きます。

『脂肪を落とすために運動したい』と思うのは本能ではなく、理性の方なのです。

 

本能に逆らう行動、簡単に言うと『無理をしている』状況ですね。

『無理をしている』のに見合った『効果』が出ていない時、

人間は継続する事に疑問を抱くようになります。

 

本能に従ったダイエット法など、存在するわけはありません。

重要なのは『どの程度』本能に逆らった行動なのか、という事だと思います。

『コスト』と『リターン』のバランス、人は無意識に天秤にかけているのです。

 

 

3.三日坊主を克服するのは意外と簡単

3-1.始める時こそ、心穏やかに

三日坊主の一番の要因は何でしょう?

『怠けたい心』ではありません。

それは意外にも『始める時の情熱』だと私は思います。

 

物事を始める時に設定するルールは、情熱があるからこそ苦にならない行動です。

この時の情熱が強ければ強いほど、ルールも厳しく設定してしまいます。

本当は『情熱がなくなったとしても継続できるか』

を考えてルール設定をしなければいけないのです。

 

まずは、なるべく心穏やかに物事に取り掛かるようにしましょう。

私と妻の例のように『新しい物を試したい』という好奇心や、

『理想の自分になりたい』という特別な思い入れが、失敗の元凶となります。

 

『テンション上げすぎてがっかり』を起こさないようにする事がポイントです。

 

3-2.成功イメージばかり考えない事

人は新しい事を始める時に、成功した姿をイメージしてしまう傾向があります。

失敗するつもりだったら、始める意味もないので当然なのですが。

 

思い描く理想の『成功イメージ』は現実とはかけ離れたものになりがちです。

ゴールが遠すぎると、日々の進歩がほとんど無いように感じられてしまいます。

まずは簡単に達成できるところにゴールを設定するのがポイントです。

 

また、『理想のゴール』と共に、

『継続する苦しさ』をイメージしておくのも大切だと思います。

 

 

3-3.『気持ちイイ』を取り入れると続きやすい

日々の継続している習慣の中でも、気持ちイイ事は続きやすいと思います。

例えば、ハミガキなどがそれにあたると思います。

 

ハミガキは虫歯や歯周病にならないようにしている事だと思います。

ですが、口の中がスッキリして気持ちイイと感じる行動です。

『良い効果』はさて置いて、気持ちイイから継続するのが容易なんです。

 

継続したい事も、『気持ちイイ』方法を考えてみると成功しやすいと思います。

 

 

3-4.本能と相談の上、ルール設定をする

本能に逆らう行動はなかなか続くものではありません。

ゴールに向かうために、必要な行動を決めるのは当然なのですが

自分の本能と相談した上で丁度よい『落としどころ』を決めるのが大事です。

 

何かに立ち向かうには、まずは己を知る事が重要なのです。

 

 

4.まとめ

今回は三日坊主の対策法を考えました。

これは、私自身ブログを継続するために考えていた事です。

他のいろいろな事にも該当すると思うため、記事にしました。

 

継続できない事で後悔したり、本能に逆らって無理し続ける事で

不要なイライラを持ってしまったりしていたら日常生活にも影響が出ます。

そんな問題に気付けるように、『人間の本質』を理解していく事は必要です。

 

問題解決には、新しい事にチャレンジしていく事も必要です。

私も、この記事を肝に銘じて行動していきたいと思います。

 

 

妻との話し合い

昨夜、帰宅後に妻との話し合い。

とても有意義なものになりました。

 

週末の衝突はお互い意思疎通が不足していたからでした。

他にも

  • やらなきゃいけない事が多すぎてモヤモヤしていた
  • 不安な事があるのに、本人も理解できていなかった
  • 本人も理解できていないので、共有できていなかった
  • 思いやりの気持ちでしていた行動が伝わっていなかった

などが主な原因だったと思います。

 

それを踏まえ、昨日思いついた案をさっそく共有しました。

妻の賛同も得られましたので、これから試験的に実施をしてみたいと思います。

 

良い結果に繋がるようなら、ここで公開させて頂くつもりです。

それまで試行錯誤を繰り返し、より良いものにしていけたらと思います。

 

簡単に記しておきます。

これは「やりたい事」「やらなければいけない事」「不安な事」を明確にするための方法。

自分に関わる事柄を付箋に書きまくり、上記の3エリアに貼っていきます。

付箋はエリア間を移動する事もあるし、不要と思ったら捨てても良い。

質より量で、とにかく書きまくる事。

と、とても簡単な事をするだけです。

 

これにより、以下の効果が望めると思います。

  • 頭の中で整理しているつもりのタスクを視覚化して整理できる。
  • 「不安な事」と「やらなきゃいけない事」の線引きができる。
  • 未知の「不安な事」を調べて「やらなきゃいけない事」に変えるきっかけとなる。
  • 「やらなきゃいけない事」を「やりたい事」とポジティブに捉えるきっかけとなる。
  • 相手の「不安な事」が見えることで相手を思いやる行動がわかりやすくなる。
  • 相手の「やりたい事」を尊重しようという気持ちになれる。

 

付箋を使うアイデアは、会議の形式「ブレインストーミング」から着想を得ました。

きちんと継続していければ、とても良い成果を出してくれそうです。

 

さっそく妻とamazonで付箋をポチしました。

  

昨日は他にもいくつか考えを共有。

主に、以前ブログに書いたような内容を話し合いました。 

  • 今は産後の難しい精神状態であること
  • 自分なりに調べて理解している夫であるつもりなこと
  • 子供のためにも自分たちの生活を楽しいものにしていきたいこと

 

妻も「生きるのが楽しくなりそう」と笑顔になってくれました。

 と、いう事でご報告まで。

 

今回話した内容の過去記事は以下です。よろしければ。

 

siawase-family.hatenablog.jp

 

 

siawase-family.hatenablog.jp

 

 

今後の更新頻度。

今後のメイン記事の更新頻度は週1ペースでいこうと思います。

書きたい内容はまだ40個くらいあるのですが、

ブログ記事としてまとめるのには結構時間がかかってしまいます。

毎日1つ出来れば良いなと思っていたのですが、考えが甘かったです。

人に何かを伝えるって、本当に大変な事だと実感しています。

 

無理して苦痛を感じながら続けるのは違うと思うので、

時間をかけてしっかりと記事を作成していきたいと思います。

 

手前味噌ですが、今のところ自分が読み返してためになる、

とても良いものが書けていると思うので、このまま継続していきたいです。

 

普段の更新は雑記が多くなると思います。

未完成の考えだったり、身の回りで起きた事だったり、

くだらない事、日記変わりに書き綴ります。

 

我が家は今、0歳と3歳が大暴れ。

夫婦で少しピリピリした週末になってしまいました。

ちょっと衝突もしましたが、しっかり話し合って解決。

冷静に分析し、さらに良い案が浮かんだので今夜話し合ってみます。

 

良い解決法になって、こちらで報告出来たら良いなと思います。

ぶつかる度に、相手に失望していくのは悲しいこと。

失敗しながらも諦めず、良くしていくためのチャンスに変えたいです。

 

瀕死になる度に強さを増していく、サイヤ人のように。

理解困難!夫の赤ちゃん返りと対処法

子供が産まれて、旦那さんとうまくいかない。

会話ができなかったり、口論になってしまう。

旦那さん自身も、理由のわからないイライラに悩まされている。

 

こんな問題に悩んでいる夫婦は少ないくないと思います。

本当は楽しく暮らしたいのに、怒ってしまったりって辛いですね。

 

その原因はひょっとすると『赤ちゃん返り』かもしれません。

『赤ちゃん返り』と言っても『子供の』ではなく『夫の』なのですが。

 

自分の父親を見てきて、自分の子供が産まれてみて、

「夫も赤ちゃん返りをするんじゃないか」という結論にたどり着きました。

 

今回はその解説と対処法について考えていきたいと思います。

 

目次

1.赤ちゃん返りとは
 1-1.そもそも赤ちゃん返りとはどんなもの?
 1-2.私の娘も赤ちゃん返りの真っ最中
 
2.夫の赤ちゃん返りとは
 2-1.夫の赤ちゃん返りは超危険な問題
 2-2.プライドがあるから、気づくのが困難
 2-3.大人になると、甘えるのが下手になる
 2-4.行き場のない感情は怒りに変わる
 2-5.放置してしまうと、修復困難な関係性になってしまう事も
 
3.夫の赤ちゃん返りの対処法
 3-1.まずは夫自身が理解したいところ
 3-2.妻も夫の心理を理解してあげる
 3-3.子育ては大事だけど、完璧を目指さない
4.まとめ

 

 

1.赤ちゃん返りとは

1-1.そもそも赤ちゃん返りとはどんなもの?

赤ちゃん返りとは、何もできない赤ちゃんのような振る舞いをすることです。

下の子が産まれたばかりの子供に起こりやすい事で、

出来る事を自発的にやらなくなってしまったり、甘えたりしてしまいます。

 

症状は様々で、攻撃的になったり身体的に影響が出てしまう事もあるようです。

その原因は『もっと愛情を注いで欲しい』という気持ちからと言われています。

いつでも自分を1番に思ってくれていた両親の関心が他に向くのが怖いんですよね。

 

本能的に、子供にとっては大切な行動なのだと思います。

また、親としても『愛情足りないよ』というサインを出してくれる事は、

手は掛かって大変なのですが、助かる一面もあるのかと思います。

 

1-2.私の娘も赤ちゃん返りの真っ最中

娘もしっかり赤ちゃん返りしています。

 

妻と話していると、邪魔して来たり。

「抱っこじゃないと歩けないみたい」とわざとフラフラ歩いて見せます。 

下の子を抱っこしていると「ずっとわたしを見てて」って気を引いたり。

トイレを促すと「今行こうと思ってたのに!」と怒ったり。

 

こうなる事は想像していたので、暖かく見守るようにしています。

愛されたくて気を引こうとしているのに、それで怒ってしまっていたら、

ますます愛されていないと感じてしまう事でしょう。

 

出来るように教えた事が、出来なくなったとショックを受ける事はありません。

出来なくなったのではなく、出来ないフリをするようになっただけなので。

 

2.夫の赤ちゃん返りとは

2-1.夫の赤ちゃん返りは超危険な問題

子供にとって大切な行動である『赤ちゃん返り』

これが夫に起きるとどういう事になるのでしょうか。

 

子供が産まれれば、妻の愛情は子供に向くのが自然です。

その時、夫には『寂しい』という感覚が生まれていると思います。

これは本能的なものなので、理解はしがたいかもしれません。

ですが、説明できない違和感というのは、ほとんどの夫が感じていると思います。

これが『夫の赤ちゃん返り』のはじまりとなります。

 

素直に甘えられる関係性があれば、何も問題ないのですが、

『夫の赤ちゃん返り』は時に、大きな問題へと発展していくのです。

 

 

2-2.プライドがあるから、気づくのが困難

この問題は、ほとんど誰にも気付かれずに進行していきます。

これが最も危険な点です。

人間は気付けない問題を解決する事はできないからです。

 

では、なぜ気づけないのでしょうか。

ほとんどの夫は強い自尊心を持っていると思います。

男性の闘う本能、テストステロンがそうさせるのでしょうか。

ましてや子供が産まれれば、父として家長として

「しっかりしよう」と強く思う事でしょう。

 

そんな自分が「妻を取られて寂しい」と思っていると認められるでしょうか。

かわいい子供に対して、嫉妬をしている自分に気づけるでしょうか。

育児に疲れている妻を見て、自分も甘えたいなんて発想を持ち続けられるでしょうか。

 

『弱さを受け入れる事』は夫にとってはとても難しい事です。

素直な気持ちを伝えるのも、甘えるのもとても恥ずかしい事だったりします。

胸を張り、自分を大きく見せ、涙を見せない、強い存在が『男』だと思っています。

その『強さ』が邪魔をして『本当は弱い自分』を認められないのです。

 

気付ければ解決法も考えられるのですが、その一歩が踏み出せません。

本人に気付く事が出来なければ、誰にも理解される事はありません。

『理解不能の寂しさ』は、勿論ケアされる事もなく、

誰にも気付かれずにグングンと育っていくのです。

 

 

2-3.大人になると、甘えるのが下手になる

これは性格にもよるとは思いますが、

基本的に人は大人になると甘えるのが下手になると思います。

子供がくっついて来るのも、関心を集めようとしているのも見ててわかりますね。

ですが、大人が同じように甘えるのは難しいと思います。

 

では、甘え下手な夫が妻に甘えたくなったらどうするのでしょうか。

答えは『我慢する』だと思います。

 

私も以前は我慢に我慢を重ねていました。

おそらく我慢しているなんて気付いていませんでしたが。

 

たまには夫婦でテレビ見たり会話したりしたいという気持ちはありました。

妻は毎日、家事と育児に追われて疲弊しています。

手伝ったりしても、より『良い妻』を目指そうと頑張ってしまいます。

そんな大変そうな妻に「たまには手抜いて2人の時間過ごそう」

というような言葉を伝えるのは、すごく言いづらいんです。

 

それが自分の『わがまま』から生まれているので特に難しい。

伝える(甘える)のに抵抗があるため、諦めてしまいます。

でも、本当は諦めているのではなく、我慢しているのです。

 

 

2-4.行き場のない感情は怒りに変わる

我慢しながらの生活、だんだん会話がしにくくなっていきます。

一緒にいると息が詰まって、一人になりたくなったりします。

そして我慢はいつか限界を迎え、感情は怒りとなって暴れだします。

 

不思議ですね、『寂しくて構って欲しい』という気持ちが、

いつのまに相手を攻撃する『怒り』に変わってしまっています。

しかも、原因不明に湧き上がる、対処のしようがない怒りです。

 

愛して欲しい妻に対して、攻撃をする結果になってしまうのです。

 

このような状況になっても、誰も『夫の赤ちゃん返り』には気付けません。

理由のない怒りは発散できないので、

目の前の『小さな問題』が原因として紐づけられてしまいます。

 

『小さな問題』の解決は、この争いの解決にはなりません。

原因不明の怒りは、また湧き出し『別の小さな問題』を探すからです。

 

 

2-5.放置してしまうと、修復困難な関係性になってしまう事も

今までの内容は『放置してしまった場合』です。

と言っても、気付けない問題なので放置されてしまう事が多いと思います。

 

このままだと、夫婦関係は冷たいものになってしまいそうですね。

定期的に大きな爆発が起きてしまいそうです。

 

私の両親も、よく衝突しています。

その度に、子供たちが仲裁に入るのですが、

やはり目の前の問題にしか目を向けられません。

 

その中で、父の言い分が『子供じみている事』

『明らかに子供に嫉妬しているような事を言っている事』に気付きました。

 

父は70近くにもなって『赤ちゃん返り』をしていたのです。

 

 

3.夫の赤ちゃん返りの対処法

3-1.まずは夫自身が理解

これを読んでくれているのが、悩める旦那さんだとしたら、対処法は簡単です。

自分の弱さに向き合い、受け入れるだけで良いんです。

自分の心の中を理解し、素直に伝えられるようになれば問題は起きません。

 

『疲れている妻に言いにくい気持ち』はもちろん理解できます。

でも『疲れている妻に攻撃的に怒りをぶつける』方がひどいと思いませんか?

『弱い自分を家族に見せられる事』はあなたの『強み』になります。

 

良い夫婦関係を築く事を意識しましょう。

 

 

 3-2.妻も夫の心理を理解してあげる

この問題は夫本人が理解をしないと解決は難しい問題です。

さらに難しいのは、自分で気付けないと受け入れられない部分です。

他人から「あなたは弱い人間」って言われて受け入れがたいのが男なのです。

 

なので妻からのアプローチは、心理を理解してあげる事くらいしかありません。

その時、子供の甘えと違って見極めるのはとっても難しいと思います。

ツンデレの一種だと思って『かわいい』と受け取って頂ければと思います。

元々はあなたの事が好きすぎて、おかしくなってしまっているのです。

それを素敵な表現の仕方に誘導できると、快適な環境になりそうです。

 

 

 3-3.子育ては大事だけど、完璧を目指さない

私の妻もそうなのですが、

まじめに母をがんばる人ほど毎日に余裕がなくなってしまいます。

素晴らしい事でもあるんですが、自分を犠牲にしすぎないでください。

 

頑張っているのに、言われると辛い言葉かもしれませんが。

「少し、肩の力をぬいて。楽をしてください。」と言いたいです。

ゆっくり周りを見回すこと、大事なことです。

 

笑顔になれる、心の余裕を作る努力をしてみましょう。

夫も話しやすい空気だと感じると思いますし、

誰かの心の問題に気付きやすい環境になると思います。

 

 

4.まとめ

 

今回は『夫の赤ちゃん返り』について考えました。

これは、子供がいるからこそ起きる問題ですね。

 

さらにこれには、もうひとつの問題が密接に関わっています。

それは、産後の妻に起きる心理現象です。

 

以前に記事にしましたので、合わせて読んで

産後の夫婦問題を乗り切るヒントにして頂ければと思います。

 

 

siawase-family.hatenablog.jp

 

ててと呼ばれる理由

今回は、私のHNである「てて」の由来を説明します。

「てて」というのは、娘から呼ばれている呼び名です。

外で自分以外では聞いた事がないので、わりと特殊な呼び方なのではと思います。

 

父親の呼び方ランキングを検索してみると

『てて』という呼び方はないので、『その他』に分類されているようです。

 

さらにいろいろ調べてみると『てて親』検索でヒットする事がわかりました。

平安朝時代の京都での父親の呼び方らしく『ちち』よりも親しみを込めた表現との事。

 

『てて』にはちゃんと父という意味があったんだ、と少しびっくり。

他には『とと』という呼び方もあるようですね。

 

さて、父親を指す言葉とは知らずに呼ばせていた『てて』の由来です。

と言っても理由は単純で、娘に早く呼び掛けて欲しかっただけなのですが。

 

赤ちゃんは声を出せるようになると『マ行』や『タ行』はすぐ発音できるようになるんですよね。

「ままー」「まんま」「たーたー」「てーてー」って毎日のように言ってました。

「ままー」と言うと、ご飯のサインと妻は授乳を始めます。

でも、ママって呼ばれてる。ずるい。

なんとか呼んでもらう手はないものか・・・・思いつきました。

 

娘が「てーてー」と発音したら、すかさず元気に「はーい!」と返事をするのです。

娘に「パパ」を覚えさせるのではなく、私が「てて」になれば良い。逆転の発想です。

それからというもの、立派な「てて」になるため日夜努力し、今日に至ります。

 

先日まで、妻と子供らは里帰りで離れて暮らしていました。

仕事あがりに駅まで歩きながら、毎日のように電話していた時の会話です。

娘「誰ですかー?」

私「え、ちょっと外では恥ずかしいんだけど!」

娘「わかんない、誰ですかー?」

私「(こっそりと)ててだよー。」

娘「小さい声じゃわからないでしょ!(ちょっと嬉しそう)」

私はとんでもない小悪魔を育ててしまったようです。

家では「ててだよー!」とノリノリでポーズを決めていた自分もまた、愚かだったと痛感しました。

 

だけど少し心配なことも。

「お母さん」はどこにいる?と娘に聞くと、妻を指さすのですが、

「お父さん」はどこにいる?と聞くと、なぜか「お風呂!」と言うのです。

「お父さんはてての事なのわかる?」と聞いても、怒って否定します。

『パパ』が『お父さん』なのは理解できていますが、

『てて』は『パパ』でも『お父さん』でもないと主張します。

 

来年から幼稚園、娘が恥をかかないようにきちんと教えていかないと、と思います。

早く呼ばれたいという己の欲望のために、悪い事をしてしまいました。

『てて』と呼ばれるのはとても嬉しい響きなので、複雑な思いもありますが、

とにかく『てて離れ』に向けて努力していきたいと思います。

 

 

酸っぱいブドウが家庭を壊す、人間の心理と対処法

『酸っぱいブドウ』とうい言葉を聞いた事がありますか?

これはイソップ童話の、人間の心理をよく表したお話です。

『手の届かないものは大した物ではない』という格言のようなものなのですが。

 

この酸っぱいブドウ、度がすぎると自分や周りの人を不幸にしてしまう可能性があります。

大切なものを壊してしまいかねないほど、このブドウの酸は強力なのです。

父は完全にこのタイプですし、私もまたこの危険な性質を持っていると自覚しています。

 

今回は、そんな『酸っぱいブドウ』の解説と危険性、対処法を記していきたいと思います。

 

1.酸っぱいブドウを解説
 1-1.イソップ童話のおはなし
 1-2.身近なもので考えてみよう
 1-3.酸っぱいブドウは心を落ちつかせるおまじない
2.酸っぱいブドウの危険性
 2-1.おまじないが自己洗脳に進化する
 2-2.物事の否定は、他者への否定と紙一重
 2-3.卑屈な発想につながる危険性
 2-4.卑屈な発想は感染し、家族を蝕んでいく
3.対処法は、キラキラした自分でいようとすること
 3-1.ブドウを諦めない心
 3-2.それでも世界は輝いている
 3-3.欲しいものと大切なもの
 3-4.キラキラした自分を心がけよう
4.まとめ

 

 

目次

1.酸っぱいブドウを解説

1-1.イソップ童話のおはなし

 

wikipediaより転載>

お腹を空かせた狐は、たわわに実ったおいしそうな葡萄を見つけた。

食べようとして懸命に跳び上がるが、実はどれも葡萄の木の高い所にあって届かない。

何度跳んでも届くことは無く、狐は、怒りと悔しさから

「どうせこんな葡萄は酸っぱくてまずいだろう。誰が食べてやるものか」

と負け惜しみの言葉を吐き捨てるように残して去っていった。

 

1-2.身近なもので考えてみよう

身近なもので考えると、どのような物があるのでしょうか。

欲しいけど手が届かない物。

一般的な物かはわかりませんが、私個人の考えを書いていきます。

 

まずは車、現在は私は貯蓄のため車なしで生活しています。

中でも、高級車が手の届かないブドウにあたるのではないでしょうか。

車(高級車)を持たなくて良いと思える理由は以下の通り

  • 駅前の賃貸に住んでいるし、職場は都心なのでなくても生活できる
  • 車の維持費を貯蓄に回したい
  • そもそも車自体にほとんど関心がない
  • 車に乗るという事は事故に合う危険がある
  • 高級車を自慢げに乗っているのは品がないと感じる

と、いった感じで酸っぱい理由は山ほど浮かびます。

 

もう一例、今度は昔好きだったゲームの趣味です。

最新ゲーム機や好きだったタイトルの新作を買わない理由を考えます。

  • 仕事に育児に、ゲームしている時間なんてない
  • 一生懸命家事をしてくれている妻の前で遊ぶなんて申し訳ない
  • どうせ買ってもいつかはやらなくなる
  • そもそもゲームしている時間って無駄な時間
  • 無駄になる事にお金を使うのはおかしい
  • こんな年齢にもなってゲームしてるなんて大人気ない

と、こんな感じです。

他にもブランド物や旅行、美術品なども考えやすそうだと思います。

 

 

1-3.酸っぱいブドウは心を落ちつかせるおまじない

こう書き出してみるとよくわかります。

『酸っぱいブドウ』は、手が届かない悔しさをごまかすための防衛本能なのです。

 

手に入らないのではなく、手に入れなくて良い理由を探すのです。

どうにも出来ないのではなく、自分の意志で手に入れない事を選びたい。

そうやって自分を納得させるための『おまじない』なんですね。

 

 

2.酸っぱいブドウの危険性

2-1.おまじないが自己洗脳に進化する

さて、人が自分を守るための『おまじない』ですが、

ある意味では『自己洗脳』でもあるのではないかと思います。

 

私の車を持たない理由の中のひとつが怪しいと思います。

「そもそも車自体にはほとんど関心がない」

昔はミニ四駆で遊んでいたし、車に興味はない事はないと思うのです。

 

現在の考えでは、「興味がない → 必要ない」という流れなのですが、

もしかすると「手に入らない → 悔しい → 元々興味がなかった」

という段階があったのかも知れません。

今となっては、どこで考えが変わったのかもわかりません。

 

このように、人間は自分を騙し、洗脳しながら生きているのだと思います。

 

 

2-2.物事の否定は、他者への否定と紙一重

さらに私の一例から問題を上げていきます。

 

「高級車を自慢げに乗っているのは品がないと感じる」

これは『自分なら』という話なのですが、他人にも当てはまりますね。

これでは『高級車に乗っている人』を否定する内容になりかねません。

しかも『自慢げ』という、悪意のある受け取り方も加わっています。

 

「こんな年齢にもなってゲームしてるなんて大人気ない」

これも自分に対して言っているのですが、他者への否定に繋がります。

同世代の人がゲームを楽しんでいる、本当は羨ましくて仕方ない事なんです。

それを直視できず、他者を『大人失格』なんて言葉で批判してしまいます。

 

『酸っぱいブドウ』は自分にとってだけ『酸っぱい』はずなのに

楽しんでいる他者を『酸っぱいものを喜んでいる愚か者』にしてしまうのです。

 

 

2-3.卑屈な発想、損するのは自分の方

これが常態化していくと、どうなってしまうでしょうか。

おそらく、とても卑屈な人間が出来上がってしまうと思います。

 

楽しんでいる他者を『バカ』だと否定し、楽しまない事を正当化。

楽しむ事が悪い事だと感じるようになり、気付けば楽しみがない生活に。

理解できない他者と付き合うのを避け、独りを好むようになっていく。

やりたい事を諦めるのが当たり前、節約だけが励みに。

いかに自分を押し殺すかだけが楽しみになっていく。

最後は「どうせ自分なんか・・・」という言葉が口癖になっていく。

(私の父親そのもの、と書きながら納得。)

 

これは幸せな生き方と言えるでしょうか。

どう考えても私は、『バカ』な人である方が幸せな人生が送れると思います。

 

 

2-4.卑屈な発想は感染し、家族を蝕んでいく

卑屈な人間になってしまうと、本人が損をしてしまう事はわかりました。

ですが、その影響は本人だけに留まらず周りの人間も不幸にしてしまいます。

 

例えば、自分が『酸っぱいブドウ』により『人生には無駄なこと』と判断したものに

自分の子供が興味を持ち、のめり込んだとしたらどうでしょう。

やめさせるのか、良く思わない気持ちを持ちながら続けさせるのか。

否定的な気持ちを持ちながら接すると、家族関係はとても難しいものになりますね。

 

また、親が否定的な考えを持っている家庭で育つと、

無意識のうちに嫌いな事ばかりの子供が育ってしまう可能性もあります。

他の人が楽しんでいる事を「くだらない」と楽しめなくなってしまいます。

 

感受性が豊かな、一番大事な子供時代をそんな環境で過ごしてしまうと

「世界は醜い」「生きる意味はない」という考えになってしまう危険性もあると思います。

 

 

3.対処法は、キラキラした自分でいようとすること

3-1.ブドウを諦めない心

欲しいと思ったもの、したいと思った事を極力諦めないようになりましょう。

卑屈な人間になるくらいなら、お金を無駄にした方がマシだと思います。

経験せずに否定するより、経験してから反省する方が大切なものが手に入ります。

 

現実離れしたもの、あまりに身の丈に合わないものに手を出す必要はありません。

そうでないのなら、なんでもチャレンジしてみるべきだと思います。

 

そして、なかなか手に入らなくても粘り強くチャレンジです。

人は諦める時に否定的な考えを生み出します。

すぐ叶えようとはせず「いつか叶えよう」という気持ちを持ち続けていれば

ブドウを酸っぱくする必要なんてないのです。

 

 

3-2.それでも世界は輝いている

どうしても手に入らない時、否定的になるのをやめましょう。

『酸っぱいブドウ』を意識すればきっと出来ると思います。

 

やることは、ただひとつ。

思いっきり落ち込んで、悔しがる事です。

そして、自分とは縁がなかっただけの素敵な事は、

何があっても素敵なまま変わらない事を理解しましょう。

何かの縁で、またいつか手元に現れる事があるかもしれません。

 

 

3-3.キラキラした自分を心がけよう

キラキラした自分になれるよう、出来る事を探しましょう。

子供のために、生活のために、お金のために、楽しい生活を諦める。

それは結局子供のためにならない、本末転倒な考えです。

 

キラキラした素敵なパパママでい続ける努力をしましょう。

自分が輝いていれば、世界は素敵で溢れます。

子供も健やかに育ってくれる事でしょう。

 

4.まとめ

人生を謳歌すること、とても大切なことです。

不器用な人には、自分を犠牲にする事を美徳と考える人も、少なくはないと思います。

ですが、そんな親を見て育つのが子供です。

子供を見張って縛り付けるより、楽しんでいる姿を真似したいと思わせられたら素敵ですね。

 

※この記事は散財を後押しするためのものではありません。

 自由を謳歌するためには、家族と理解し合った上で堅実にお願い致します。

 

 

 

 

 

念願の里帰り終了

ようやく、妻の里帰り生活が終了しました。

本当にいろいろあった2ヶ月間。

家族全員が、それぞれ大きく成長した事を実感しています。

 

3歳の娘も、今回のことでとても大きく成長できたと思います。

目に見える成長では、トイレの失敗が全くなくなり

ひらがなも読めるようになりました。

たった2ヶ月間で、こんなに変わるものかと驚かされます。

 

精神面でもまた、大きな変化があったと思います。

妻が1ヶ月半、切迫早産で入院になってしまい、

子供との面会が出来ない状態で、娘には妻の実家で過ごしてもらいました。

両親と会えない1ヶ月半、とても寂しい思いをさせてしまったと思います。

 

週末は私が引取り、妻の実家にまた預けるのですが、毎回大号泣。

「ててがいないと、さむしい」

私も胸が張り裂けそうになりながら、日常生活に戻りました。

 

 

昨日里帰りが終了し、土日の2日間ずっと一緒に過ごしました。

送ってもらう車の中も「ててがとなりがいい」と譲らず、

近所のスーパーに行く時も「ててにだっこしてもらう」。

「ててと とこしゃん(図書館)いく」、「ててとおふろ!」

と、たくさん甘えてくれて幸せな気持ちにさせてもらいました。

 

そして今朝、仕事に行く準備をしていると、娘が起き出して来て泣きました。

「ててがいないと、さむしい」

 

毎週末一緒にいれても、いつも離れて言ってしまった経験から

1人にされてしまう事がトラウマになってしまったのでしょう。

理由もわからず1人にされた事から、またいつそうなるのか怖いのでしょう。

これから、そのトラウマをじっくりケアしていこうと心に誓いました。

 

 

そしてもうひとつ、たった2日間の抱っこで私の腰が悲鳴を上げていること。

14kgになったとはいえ、いつでも抱っこしてあげられる父でありたい。

筋トレして、老化とも闘って行きたいなと思います。

 

やることは、盛りだくさん。

2ヶ月間を乗り越えたゴール地点は、新しい生活のスタート地点だから。

 

 

たくさん成長してくれて、成長させてくれて、ありがとう。