不器用人のための、幸せの方程式

大切なのは成長したいと思えること。不器用人が生きづらさと奮闘し、家族を幸せにしていくプロセスを綴ります。

娘、お話しをする。

スーパーに行った時の事。

レジに並んでいると子供連れの奥様がいらっしゃいました。

3歳の娘より少し大きいくらいの男の子。

こういう時、娘は果敢にコミュニケーションを取りにいきます。

私たち夫婦はともに人見知りなのに、不思議なものです。

 

娘(てってってってって)(駆け寄る音)

 

娘(ジーーーー)(ただ見つめている)

 

娘(てってってってって)(戻ってきた)

 

私「娘ちゃん、そういう時はご挨拶でしょ?」

 

娘(てってってってって)(駆け寄る音)

 

娘「こんにちわー!」

 

男の子「こ、こんにちわ」(照れててかわいい)

 

娘(てってってってって)(戻ってきた)

 

娘「こんにちわー!って言って来た!」

 

私「そっかー、もう少し時間あるからお話してきたら?」

 

娘(てってってってって)(駆け寄る音)

 

娘「むかしむかしあるところに・・・」

 

私「そういうおはなし!?」

 

奥様「クスクス」

 

もうほんと、おかしいやら恥ずかしいやら。

積極性もすごいけど、どんどんひょうきんな子になっている気がします。

 

クリスマスプレゼント&年賀状

 

12月がもう半分過ぎました。

今年は仕事がらみでもバタバタとしていて、師走感がすごいです。

 

毎年苦労するのが『クリスマスプレゼント』と『年賀状』。

 

夫婦揃って慎重派のため、プレゼント選びは苦手です。

娘の意見も聞きながら、今年はこんなプレゼントに決めました。

 

娘(3歳)

D-bike dax(アイデス)

子供用の三輪車です。

娘の希望もあって、安全そうなものを選びました。

 

息子(0歳)

おしゃぶり(NUK)

娘のはおしゃぶりなしで育てたのですが、

今考えるとあった方が良かったのかなと思っています。

吐くほどおなかいっぱいなのに寝れないというのが毎日なので、

そんな時に使えればと思います。

 

 感想や使用感など、また記事にしてみても良いかなと思います。

 

 そして、年賀状。

今年はサラリと3時間ほどで作成しました。

 

毎回写真選びから画像加工など、凝りだすと大変なんですよね。

その分自信作が毎年できているので、余分に刷ってファイリングしています。

 

残り2週間ほど。

バタバタしながらあっという間に過ぎそうですが、楽しもうと思います。

 

 

▽おすすめ記事 

siawase-family.hatenablog.jp

 

早起きチャレンジ

 

しばらくの間、雑記のみでいきたいと思います。

 

娘がなかなか寝ず、生後2ヶ月の息子を起こしてしまう問題が頻発しています。

時間をかけてようやく寝かしつけた妻もがっかりし、ピリピリしていまいます。

いろいろ環境も良くないのですが、早寝させるためにまずは早起きする事にしました。

 

娘は毎日、私の帰宅を喜んでテンションが上がって遊びたくなってしまうようです。

私にとっても嬉しい事で、つい付き合ってしまったりして、いけません。

『夜は寝る時間、朝は遊ぶ時間』という認識をしっかり持たせたいと思いました。

 

<チャレンジ内容>

・今までより1時間早く起きる

・毎日1本アンパンマンを一緒に見る

 

 

数日試したところ、まず起こすのが大変という事に気付きました。

電気を付けても布団をはがしても、くすぐっても効果がありません。

苦労の末、なんとか起こしてアンパンマンを視聴。

仕事の準備にかかると、遊び足りないらしく邪魔をしてきます。

最後は「仕事いかないでー!!!!」と大号泣。

 

朝の準備の時間、寝ていてくれた方が楽だったから起こしてなかったんですね。

寝起きは機嫌悪いし。

夜寝ないのも修羅場ですが、早起きもまた修羅場です。

でも、同じ修羅場なら健全な早寝早起きの方が良いですね。

 

今後もできるだけがんばって、続報を書いていきたいと思います。

 

 

▽おすすめ記事 

siawase-family.hatenablog.jp

 

プライドの正しい使い道

「子供のくせに生意気だ。」

これは、先日私が父親に言われた言葉です。

このような衝突に至った経緯には、もちろん私にも非があると思います。

ですが「親が正しく、子供は従うべき」という考えは誤っていると私は思っています。

 

この発言、大元には父の『親としてのプライド』が強く関わっていると思います。

そして、よくよく考えてみるとこの『プライド』、

家族関係に悪影響を与えている場面が少なくはありません。

 

『プライド』とはいったい何なのでしょう。

人間が本能的に持っている『プライド』、生きる上で必要なものであるハズです。

なぜ他者に悪影響を与えてしまうのか、その過程を考えてみたいと思います。

 

 

目次

1.プライドとは
 1-1.プライドって何?
 1-2.自尊心とプライドの違い
 1-3.プライドって必要なもの?
2.仕事の中でのプライド
 2-1.組織の向上に役立つプライド
 2-2.尊敬や信頼から育つ役職に即したプライド
 2-3.組織のトップに相応しい人格とは
 2-4.先人から学ぶノウハウ
3.家庭の中でのプライド
 3-1.実績に関わらず、いきなり家庭という組織のトップになる夫
 3-2.自己流の『正しさ』に固執し、柔軟さを見失う
 3-3.家庭を守るべき『プライド』が、自分だけを守る『プライド』に
 3-4.外で発揮できない『プライド』が家庭内で暴走する
4.プライドの正しい使い道
 4-1.プライドをもつ前に必要な能力
 4-2.家庭の中では誰もがアマチュア
 4-3.外では『かっこよく』家では『かわいく』を目指す
5.まとめ

 

 

 

1.プライドとは

1-1.プライドって何?

プライドとは、直訳すると『誇り』や『自尊心』となります。

人それぞれに持っている、『譲れない想い』や『こだわり』のことです。

これは経験や自信から生まれる感情で、

自己の存在意義の安定と独自性の認識のために必要な本能だと思います。

 

 

1-2.自尊心とプライドの違い

『プライド』は直訳すると『自尊心』となると書きましたが、この2つには大きな違いがあります。

 

『プライド』は常に他者との比較によって、相対的に自己の認識を確かにします。

  • 得意なことにこだわりを持ちます
  • 他者より優れているところに自信を持ちます
  • 他者より劣っているところに恐怖心を持ちます
  • 自分が優位になるために、他者が失敗する事を良しとします
  • 自分より優れた他者を認められず、否定的になります
  • 他者の偉大さを認める事が出来た場合は、狂信的になってしまいます

対して『自尊心』は絶対的な感覚です。

  • 秀でた能力がなくても、自分は特別な存在と認識しています
  • 未熟である自分が、成長していく過程を楽しめます
  • 優れた他者に学び、素直に吸収することができます
  • 未熟な他者にも、寛容な気持ちで接する事ができます

 

1-3.プライドって必要なもの?

こうしてみると、プライドは必要なものなのか疑問に感じます。

プライドが高ければ高いほど、生きづらい性格となってしまいそうです。

プライドは、いったい何のために存在するのでしょうか。

 

プライドは、他者より勝ろうとする『闘うための本能』です。

自然界でも、動物たちは群れを率いるボスになるために闘っています。

他者より強くなろうとする本能があるため、個々がより強くなるための努力をします。

それが強いボスを生み出し、群れの安全性と結束を高める結果に繋がるのです。

 

受験戦争や就職活動、スポーツなど、現代でも競争の場はたくさん存在しています。

そこで勝とうとする本能は、私たちの能力向上に欠かせないものです。

プライドが高すぎるのは良くない事ですが、

大切なものを守るため、人生を意義あるものにするため、プライドは必要な本能なのです。

 

 

2.仕事の中でのプライド

2-1.組織の向上に役立つプライド

生きるために必要な闘いの本能、プライド。

家庭を守るために闘う場は、現代では『職場』だと思います。

 

会社という組織の中では、昇格や昇給を狙う『競争』があると思います。

また、ライバル会社に打ち勝つための組織としての闘いもあるでしょう。

プライドを持って仕事に取り組む社員がいる事で、企業は成長していきます。

 

 

2-2.尊敬や信頼から育つ役職に即したプライド

一般的な会社には様々な役職が存在します。

役職はピラミッド構造になっていて、上位になるほど枠が少なくなっていきます。

また、役職は上位になるほど求められる能力や責任が重くなっていきます。

 

闘いを勝ち抜き、役職を獲得するのはどんな人でしょう。

能力と責任感を兼ね備え、細やかな配慮ができる立派な人が多いのではないでしょうか。

人から尊敬され、信頼されるためにより大きな役割を任されるのです。

 

尊敬や信頼から生まれる自信は、とても良いプライドを育てていきます。

ポジションに応じた適切なプライドは、こうして形成されていくのです。

 

 

2-3.組織のトップに相応しい人格とは

会社という組織のトップは社長ですね。

社長は、群れのボスとして大きなプライドを持っています。

社員を食べさせるために、企業を成長させていく責任があるからです。

また、会社を盛り上げるために社員に意欲を与えられるカリスマ性も必要です。

 

会社のトップである社長、それは経験と自信、人からの尊敬や信頼など

多くものを勝ち得てきた人がつくべきポジションだと思います。

 

 

2-4.先人から学ぶノウハウ

また、組織の中で働く事は上司や先輩から『良い手法』を学ぶ場でもあると思います。

  • どうして仕事が早いのか
  • どうしてミスが少ないのか
  • 利益を出すにはどうしたら良いのか
  • 人を上手に動かすにはどうしたら良いのか

こうした他者の良い例を参考に、自分の能力として吸収していきます。

そうして身に着けた能力を自信にし、『プライド』を育てていくのです。

 

 

3.家庭の中でのプライド

3-1.実績に関わらず、いきなり家庭という組織のトップになる夫

家庭の中でのプライドを考えて見ます。

古い考えかもしれませんが、男性の多くは『結婚=家族を養っていく事』と考えています。

家族を守って正しい方向に導いていく、家庭という組織のトップという考えです。

いわゆる『大黒柱』というものですね。

結婚というイベントを経る事だけで、男性は組織のトップになってしまうのです。

 

会社でのトップである社長は、長い年月の実績を積み、経験と尊敬を勝ち得てきています。

それまでの経験に見合ったプライドを持ち、闘っていきます。

 

一方家庭でのトップである夫はどうでしょう。

ほとんどの方は夫であった経験も、家族を率いてきた実績もないと思います。

また、会社とは違い家庭を守るための『良い手法』を学ぶべき先人も存在しません。

いるとすれば、身近で見てきた自分の『父親』のみでしょう。

 

何が正しいか確信が持てないまま、手探りで自己流の手法を試していく事になります。

 

 

3-2.自己流の『正しさ』に固執し、柔軟さを見失う

自己流の手法が正しいかどうかは誰にも断定はできません。

しかし、誤っていたとしても生活は成り立っていきます。

正しくない子育てをしていたとしても、子供が成長していくように。

その答えが出始めるのは、子供が成人する頃になるのだと思います。

 

夫は責任を負って試行錯誤を重ね、積上げてきた経験にプライドを持っています。

自分が家庭のトップとして行ってきた事、我慢して来た事、

ここまで生活が保たれている事から、正しかったのだと思うようになります。

 

そうなると、子供が成熟し、自分より正しい手法を提案したとしても受け入れられません。

長年積上げてきた経験が『無駄なものだった』と崩れ去るのが怖いのです。

子供は『家族のため』に伝えているだけで、父親の実績を否定するつもりなどないのに。

自分が間違っていると自覚できていても、プライドが邪魔をして固執してしまいます。

 

 

3-3.家庭を守るべき『プライド』が、自分だけを守る『プライド』に

プライドがあるために、頑固になり家庭内で孤立していくと危険な発想が生まれます。

  • リーダーとは時に理解されず、他の家族とは違う孤独な存在なんだな
  • 決定権を持っているのは自分なのに、意見するのは間違っている
  • 言う事を聞かないなら、いつか不幸になってから気付けば良い
  • 自分は家庭を守ってきた実績がある、だから家族が受け入れるべきだ
  • そもそも組織の中でリーダーを尊敬しないなんておかしい

会社では信頼と尊敬を得られる人が認められ、リーダーとなっていきました。

リーダーだから尊敬されるのではなく、尊敬されるからリーダーになれたのです。

家庭では、そのステップを跳び越して、夫はリーダーになってしまいます。

 

実は、家庭のリーダーに一番求められるのは、『信頼と尊敬』なのです。

どんな組織でも、自分勝手で横暴なリーダーが慕われるわけがありません。

 

こうなってしまうとプライドは、家族を傷つけるためのものになってしまいます。

 

 

3-4.外で発揮できない『プライド』が家庭内で暴走する

プライドは個人差はありますが誰もが持っている本能です。

しかし、外ではそれを発揮できない人が存在します。

競争が苦手だったり、経験が足りなかったりその理由は様々でしょう。

すごい人を見て尊敬する人もいれば、劣等感を持ってしまう人もいるのです。

 

元来のプライドが高いほど、そういった状況に傷ついてしまいます。

プライドが傷つくと、自己の存在意義に疑問を感じてしまいます。

それでも仕事は生活するために必要な事なので、『我慢』しながらこなしていきます。

 

この行き場のないプライドは、自分がトップである『家庭』という場で出てしまいます。

『我慢』をした分を解放するように、とても高いプライドを形成してしまいます。

プライドが傷つき、存在意義が不安な分、家庭で存在感を示そうとするのです。

それほど、存在意義が危ぶまれるという事は恐ろしいことなのです。

外で弱さを感じてしまう分、自分の組織である家庭で強さを再確認したくなるのです。

 

 

4.プライドの正しい使い道

4-1.プライドをもつ前に必要な能力

正しいプライドが形成されるためには3つの能力が必要です。

  • 信念:経験から確立される自分に合った手法へのこだわり
  • 自信:実績を重ねる事で培われる安定性
  • 尊敬:他者と協調するために必要な人を惹き付ける魅力、カリスマ

この中で一番重要なものは『尊敬』です。

組織の中で必要とされ、自分らしさを出すための余裕が持てるのは大切なこと。

上記では唯一、経験や実績が必要なく獲得できるというのも特徴的です。

蓄積するものではなく、保ち続けなければいけない点が難しいところですが。

 

結婚し、子供が出来る人には必ず人間的な『魅力』があるハズです。

最も近しい家族を惹き付けられないわけがありません。

相手を気遣い、大切に想い、行動をする。

これを繰り返していくだけで、家庭内で『尊敬』を得る事はできます。

外の社会で『尊敬』されるより、はるかに容易な事なのではと思います。

 

 

4-2.家庭の中では誰もがアマチュア

家庭内で『信念』や『自信』を持つ事は、意外と危険なことだったりします。

それは、何が正解なのか不明な事ばかりなため、誤った手法に固執してしまうからです。

 

会社では利益という結果や長年の成功例があり、『何が正解か』が明確ですね。

その点、家庭では数年、数十年経過しないと『何が正解か』がわからない事ばかり。

物によっては一生かかってもわからないものや、答えがコロコロ変わるものもあります。

そんなものに『信念』や『自信』を持ってしまうと、『柔軟さ』が失われてしまいます。

 

また、仕事ではお金をもらっている以上、全員がプロフェッショナルであるべきです。

プライドはプロとしての『自覚』を強めるために必要なものですね。

対して、家庭のために行う事は誰もがアマチュアであると思います。

正しいか確かではない事にプライドを持たず、謙虚な姿勢を心がけましょう。

 

 

4-3.外では『かっこよく』家では『かわいく』を目指す

『プライド』とは『闘うための本能』です。

そして、闘いの場とは『家庭の外』にあります。

『家庭』に『プライド』を持ち込まないためには、メリハリを付ける事が重要です。

 

まず、家庭の外では、『プライド』を持てるようになりましょう。

後輩の面倒を見たり、友人に優しくしたり、どんな小さなグループでも構いません。

尊敬され、良い手法を見つけ、自信が持てるようになりましょう。

『外ではプライド』と、カッコいいあなたでいられるように心がけましょう。

 

そして、家庭の中では、『自尊心』を持てるようになりましょう。

仕事でどんな失敗しても、家庭であなたはとても大切な存在です。

がんばってもがんばらなくても、みんながあなたの事を想っています。

答えの見えない大きな問題に一人で立ち向かうのはやめましょう。

抱え込まず、家族に甘えながら、しっかりやるべき事をこなすのです。

『家庭では自尊心』、かわいいあなたでいられるように心がけましょう。

 

でも、男性が『かわいく』というのはとても難しいんですよね。

何しろ恥ずかしい。

ここでも、男性特有の『プライド』が邪魔してしまうのでしょう。

これを捨てれるかが一番重要なポイントだと思います。

それには家族の協力も必要です。

『かわいさ』を出しても恥ずかしくないような関係性を築いていきたいものです。

 

 

5.まとめ

私の父はプライドは高く、家族に尊敬されていない人物です。

卑屈で頑固で、家族全員と闘い、孤立してしまっています。

私もまた、父と同じような性格を引きついでいる事を自覚しています。

 

『プライド』に関し、無意識に過ごしていくと、きっと父と同じ事になってしまいます。

そうはなりたくないので『プライド』に関して深く考えました。

家族を憎んで、不幸を願う『大黒柱』になんてなりたくないですからね。

 

外で闘うための『武器』を家族に向けないように、気をつけたいと思います。

 

最後に、プライドに起因する言ってはいけない言葉をリストアップしていきます。

  • 親にはむかうな
  • 誰に食わせてもらってると思ってるんだ
  • いままでいくらかかったと思ってるんだ
  • こんな歳で変わるのは不可能だ、そっちが受け入れろ
  • 大事な話だって聞いてなくてもいいだろ、何度でも言え
  • 言わなくてもどう思ってるかくらい察しろ
  • こんな子供と暮らせるか、離婚だ

熱くなったあまり『思ってもない事』を発してしまったとしても、

言葉は相手の中で永久に残り、その傷は成長し続けます。

撤回し相手が了承したとしても、傷は消えないどころか

『許したのに思い出してしまう』自分の器の小ささに苦しみ続けてしまいます。

同じ内容でも『かわいく』正しい伝え方が出来るはず。

今後はそんな『伝え方』の研究もしていきたいと思います。

 

 

▽おすすめ記事 

siawase-family.hatenablog.jp

 

衣替えで思い出したヘビの服の話。

今週の記事のテーマは『プライドの正しい使い道』にしたいと思います。

 

最近、急に冷え込むようになりましたね。

週末に衣替えを行っていたところ、私のボーダー柄のセーターが出てきました。

娘に見せたところ「ヘビの服だ!」と大喜び。

娘はボーダーをヘビの柄だと思っているようで、とても気に入っています。

 

去年の冬は、毎週末のお出かけのたびにこの服をリクエストされていました。

 

私「娘ちゃん、今日ててはどの服着たら良いと思う?」

 

娘「ヘビ!ヘビの服にして!」

 

私「え、先週もヘビの服だったけど・・・?」

 

娘「いいの!ヘビの服着て欲しいの!」

 

私「毎週毎週着てたら、服が痛んでいっちゃうんだけどな・・・。

  はっ!これがほんとのヘビーローテーションだね!(笑)」

 

妻「ぶっ!(吹き出す音)」

 

娘「え?なになに?なんでわらってるの?」

 

楽しい思い出の詰まったヘビの服、大切に着ていきたいと思います。

 

 

▽おすすめ記事 

siawase-family.hatenablog.jp

 

恐怖の反抗期、成長のチャンスに変える考え方

『反抗期』子を持つ親として、とても恐ろしい言葉です。

思春期の繊細な子供の心、扱いを間違えると大問題になりかねません。

しかし、原因不明のイライラから起きる問題のため、

『正しい扱い方』というものが存在するのか、難しい所だと思います。

 

今回は、そんな『反抗期』のメカニズムと、

逆用して成長のチャンスに変える考え方を書いていきたいと思います。

 

目次

1.反抗期とは
 1-1.反抗期って、どんなもの?
 1-2.わかっていても防げない、反抗期の怖さ
 1-3.子供自身も理解不能のイライラに苦しんでいる
2.『反抗期』の本当の名称は『巣立ち期』
 2-1.反抗期は巣立つための本能
 2-2.昔の日本の一人立ち
 2-3.本能と現実との間にある時差
 2-4.自立への矛盾と子離れの寂しさ
3.反抗期を逆用し、チャンスに変える考え方
 3-1.『反抗期』の原因を親子で理解
 3-2.子供を大人と同等の『個人』として扱う
 3-3.自立へのサポートを日常生活に組み込む
4.まとめ

 

 

1.反抗期とは

1-1.反抗期って、どんなもの?

反抗期は思春期に見られる、子供に起きる物事に反抗的になる期間です。

その期間はおおむね、10代の前半から後半の間で起こります。

内容は様々ですが、親に対して反抗的になるのが主なもの。

 

自分の過去の行動から考えると、親へ感じる『煩わしさ』が強く、

『仲良くするのが恥ずかしい』とか

『接するのが面倒』という気持ちが強かったと思います。

 

 

1-2.わかっていても防げない、反抗期の怖さ

さて、思春期に『反抗期』が来る事は、ほとんどの方が理解していると思います。

それでもなお、防げないのはどうしてなのでしょうか。

 

反抗期は、正面から立ち向かえば立ち向かうほど逆効果になってしまう

とても恐ろしい性質を持っています。

 

どんな意見も『反抗』の的となり、『煩わしさ』を避けるため『聞き入れる』事ができません。

当然、言えば言うほど伝わらない事による徒労とやりきれなさを感じてしまいます。

また、時に強い『攻撃的な言葉』が飛び交う事になるため、

予期していたとしても、標的となる親は傷付いてしまうのです。

 

 

1-3.子供自身も理解不能のイライラに苦しんでいる

反抗期は『子供が反抗』する事で、親を苦しめてしまうものです。

ですが、子供自身もまた、同じように苦しんでいると思います。

 

理由もわからず湧いてくるイライラが子供たちを苦しめます。

家族が大切に思えず、居場所がないような感覚に陥ってしまいます。

理由がわからないため、解消する事が非常に困難です。

親が手を差し伸べてくれても、煩わしく感じてしまうので突破口がありません。

 

誰が悪いわけではないのに誰もが苦しんでしまい、

ただただ嵐が去るのを待つしかありません。

 

 

2.『反抗期』の本当の名称は『巣立ち期』

2-1.反抗期は巣立つための本能

反抗期は、一人立ちするための人間の本能が生み出しています。

『親元を離れたい』と思えるように、親が煩わしくなるのです。

親にとっては全く喜ばしくない本能なのですが、

親子の絆はそれほどの力が働かないと離せないという事なのでしょう。

 

『反抗期』という名称は良くないと私は思います。

無知で無力な『子供』が正しい親に『反抗』をする事から呼ばれているのだと思います。

本当に子供は無知で無力なのでしょうか。

本当に親は常に正しい判断をしているのでしょうか。

 

『反抗期』は本当は子供が『一人前』になろうとする期間です。

なので、私は『自立期』や『巣立ち期』と呼んだ方が良いと思っています。

 

 

2-2.昔の日本の一人立ち

昔の日本を考えると、子供の一人立ちは今より遥かに早かったのではないかと思います。

調べてみると、武士は14歳、商人は12歳で奉公に出され一人前に働いていたとのこと。

年齢的に反抗期の時期と一致していますね。

 

反抗期を迎え、自立したいという欲求が強くなる時期に『一人立ち』をするのです。

とても自然な流れで、新しい世界へ飛び出せるのではないでしょうか。

また実際に親元を離れる事は大変なため、親のありがたみを身をもって感じ、

現代のような『反抗心』は生まれなかったのではないかと想像します。

 

 

2-3.本能と現実との間にある時差

さて、現代の日本ではどうでしょう。

多くの家庭では、大学を卒業する23歳頃から一人立ちが始まるのではと思います。

社会人になり、一人で暮らしていく経済力がついてから、という事ですね。

 

さらに、私の周りを見てみると社会人になっても実家暮らしをしている人が多く見られます。

昨今の日本では、晩婚化や貧富の格差が顕著なため、

一人で暮らす費用や手間を考えると、もちろん頷ける事だと思います。

遅い場合は『結婚』のタイミングで親元を離れるのが多い様ですね。

現代日本では『一人立ち』は、30代でも出来ていない人も少なくはありません。

 

この『本能が望む一人立ち』と『現実的な一人立ち』の時差はとても大きいものです。

本能が欲するタイミングでは一人立ちが出来ない年齢のため、我慢してしまいます。

そのうちに、我慢する事になれてしまい、その後も

『一人立ち』をするチャンスを逸してしまうのではないかと思います。

 

 

2-4.自立への矛盾と子離れの寂しさ

反抗期の子供は『自立したい』という欲求と

『自立できない』という現実の板挟みになっています。

現代社会で中高生がお金を稼ぎ、一人で生活できるかと考えれば当然の事。

しかし『自立したい』という本能的な欲求との矛盾は解決しようがありません。

 

一方、親の視点で『子供の一人立ち』について考えてみるとどうでしょう。

親は子供に経済力が付いてから、親元を離れて欲しいと考えます。

また、それ以降でも『安定するまでは居ても良い』と考えている方が多いと思います。

我が子かわいさのあまり、苦労して欲しくないという気持ちもあるでしょうし、

単純に子供が離れていってしまうのが『寂しい』という気持ちもあると思います。

 

これは、子供が巣立つための『訓練』をしていく事を妨害してしまいます。

本来、親は子供が一人でも暮らしていけるように

生活力をつけるためのサポートししていくべきです。

ところが、『まだ先の事』と考えたり『寂しい』という無意識の感情から、

進んでサポートする事が出来なくなってしまうのです。

 

 

3.反抗期を逆用し、チャンスに変える考え方

3-1.『反抗期』の原因を親子で理解

まずは、反抗期の原因を親子で理解することが重要です。

反抗期は『自立するために必要な本能』という事を説明しましょう。

イライラの原因は、親元を離れるための本能が働いているという事。

嫌悪感を感じるかもしれないけれど、家族を嫌いになるわけではない事。

 

反抗期の子供に納得させるのは難しい事かもしれませんが、

受け入れられないとしても、原因を『提示された』事で

『知識』として子供の頭の中には必ず残ります。

そして子供は、自分が家を出て一人で暮らしていく姿を想像するようになります。

 

 

3-2.子供を大人と同等の『個人』として扱う

反抗期が『自立するための本能』だという事は学べました。

この時、親は子供に対し『子供扱い』する事を控えるべきだと思います。

 

自立するにはまだ程遠い、反抗期の子供です。

世間に出て一人で立派にやっていく事は難しいでしょう。

そこで、家庭を小さな社会と置き換え、

一人立ちのための『訓練』をしていく必要があります。

家庭の中では対等で一人前の『大人』として子供を扱っていく事が大切です。

 

これは主に、生活をする上で協力していくための『個人』という概念です。

『子供じゃないから養わない』というわけではないので、ご理解ください。

 

 

3-3.自立へのサポートを日常生活に組み込む

次のステップは、反抗期の本能を逆用し生活力を身につける訓練です。

子供が一人で暮らしていくためには様々な知識と技能が必要になります。

料理や掃除や洗濯、お金に関わる事などたくさんありますね。

普段私たちが当たり前にやっている作業だと思います。

 

それを、対等な個人である子供にも、協力や分担をしていってもらうのです。

『作業』の『対価』として『賃金』を与えるなどの、

小さな経済活動を学ばせていくのも良いのではないかと思います。

 

反抗期を自立へのステップと理解させ、

一人で生活していく事の大変さを体感させ、

知識や技能を経験する事で自信をつけさせていく。

この『誘導』が実現できれば、

『反抗期』は親子にとって『素晴らしい成長の期間』となるでしょう。

 

 

4.まとめ

私が親元を離れて、一番苦労したのはお金の事です。

お金の管理や経済の知識、主に税金や保険関連の事が苦手で苦労しました。

結婚し、子供ができ、『しっかりしたい』と取り組んでみて初めて、

その重要性や必要性を理解出来たと思います。

 

もっと前から、身近に感じられる機会があれば、良かったのかなと思います。

そういった事を、教えるチャンスに出来るのがこの『反抗期』だと思います。

 

反抗期をうまく利用し、

「誰の金で飯を食ってるんだ!」とか

「産んでくれなんて頼んでない!」という悲しい言い争いが

「○○は今月は○円分の家事をしてくれたね、ありがとう」

「生活するって大変なんだ、親はすごいんだな」という言葉になればと願います。

 

繊細な問題であるが故、根気の必要になる事かとは思います。

『反抗期』は苦しいものではなく、

『成長するチャンス』とポジティブに立ち向かっていけたらと思います。

 

▽おすすめ記事 

siawase-family.hatenablog.jp

 

娘のかわいい反抗期

今週は『恐怖の反抗期、成長のチャンスに変える考え方』という記事にしたいと思います。

我が家の子どもたちはまだ3歳と0歳なので、今回のテーマはまだ先の話。

実際の体験談ではなく、乗り切るためのアイデアが浮かんだため記しておきます。

将来直面した時に対処できるよう、さらに良い対策法にしていけたらと思います。

 

そんな3歳の娘、ただいま第一反抗期真っ只中。

毎日プンプン怒ってます。

最近は「もう、しらない!」とベッドにもぐりこむ『ふて寝』という技を覚えました。

私は横に飛んでいき、背中ツンツン攻撃で対抗しています。

「ねえねえ、機嫌なおしてよー。嫌いなんて言われたら悲しいよー。」

10年後も、これが出来る父親でありたいな、と思います。

 

 

昨夜食後に妻がお風呂に行き0歳の息子が泣き出した時の事。

 

私「〇〇くん泣き出しちゃった、だっこしよっかなー」

 

娘「だっこしちゃダメ!」

 

私「え、どうして?」

 

娘「だって、ごはん食べておてて洗ったの?」

 

私「え・・・洗ってない」

 

娘「そうでしょ。おてて洗わないとさわっちゃダメでしょ?洗ってきなさい!」

 

私「あ、はい。すみません」

 

娘はご飯中に手を使って汚しちゃうからって言いたいところですが、、

『触る前には手を洗う』という習慣が身についている事は喜ばしい事。

 

しかし、娘の𠮟り方、妻の言動の完コピなんだなって思うとかわいらしいですね。

妻の言葉が娘の口から出てくる違和感に笑ったりしつつも、

ちゃんと良い子に育ててくれている事に心から感謝した瞬間でした。

 

 

▽おすすめ記事 

siawase-family.hatenablog.jp